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2004年04月17日(土) ブラックホールの見えない神秘

 銀河系中心には太陽の数百万倍〜数億倍もの質量を持つ超巨大ブラックホールがあると考えられている。一方で、太陽の1000倍余りの質量の恒星ブラックホールも見つかっている。「太陽の1000倍程度の質量を持つ中質量ブラックホールは、巨大星の超新星爆発によって作られることを、東京大の牧野淳一郎助教授や理化学研究所のグループが14日までに突き止めた」(4月15日共同通信から)という。
 詳しい説明は省略するしかないが、高密度にあった星の一部が数百万年で合体、太陽の約1000倍の巨大星となり、これが超新星爆発を起こしブラックホールになったことが分かったいう。
 研究チームの説明によると、「おおぐま座の方向に1200万光年離れたM82銀河の中にあるMGG11星団を観測した。星団は中質量ブラックホールのそばで、星が約35万個あり、半径は約4光年だった」という。大宇宙から見れば点のようなM82銀河の一団で星が35万個もあるというのだ。宇宙全体の質量は、想像も計算も出来ない規模なのだ。 

 ・光さえ 引き込む巨大な このホール まさにブラック 見えない神秘
     
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メモ ブラックホールのスケール
ブラックホール、その実体は、とてつもなく強力な重力を持った天体だ。あらゆるものは、一度ブラックホールに引き込まれると、その重力によって永久に脱出不可能となる。地球も重力を持っているが、 秒速11.2kmの速さで進むロケットは、地球の重力に打ち勝って地球から宇宙へ飛び立つことができる。しかし、ブラックホールの重力は地球とは比べものにならないほど大きい。秒速約30万kmもの速さ(1秒間に地球を7周半回れる速さ)で進む光でさえ、ブラックホールに引き込まれるのだ。


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石田ふたみ [MAIL]

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