| 2004年03月27日(土) |
未 知 の 大 宇 宙 |
この宇宙は膨大な未知の世界が果てしなく広がっている。現在の宇宙論では、宇宙のほとんどは正体不明の暗黒エネルギーと暗黒物質で構成され、原子や分子から成り星や銀河を創る通常物質は4%しかないとされている。しかも通常物質も2−4割しか見つかっていないのだ。 宇宙航空研究開発機構は、銀河と銀河の間を満たしていると考えられている謎の「暖かいガス」を捉えることに初めて成功したという。しかもこの暖かいガスの温度は10万〜1000万度というから想像すら出来ない超高温なのである。 「地球から約6000万光年離れた場所にある『おとめ座銀河団』を通過する際、この波長の光線が減少することを観測」(3月27日・時事通信)することでガスの存在を裏付けたのだ。銀河団と銀河団をつなぐクモの巣のように分布する高温ガスが存在することを示す成果で、22日から名大で開かれる日本天文学会で発表するという。
・この宇宙 正体不明の 物質と 銀河を結ぶ ガスのクモの巣
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