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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
放課後、晴仁がパソコン教室へ向かうときはだいたいシンクタンクへの依頼がある時である。不思議なことにシンクタンクの窓口ということはクラスの皆が知っていることではない。このくらいの年齢ならば質問攻めにあうはずだが、誰もそんなことを彼に尋ねてくることはない。 「なーに、冬季?」 「いや、クラスのやつらって来ないよな?」 その割に、小学部から一年生の女の子から依頼が来たことがある。内容は教えてもらえない。 「うん、だって、気安く頼めるものじゃないもの」 ちなみに晴仁にも他の誰が『シンクタンク』に所属しているのかはわからないと聞いた。 「危険防止だってさ」 「なあ、ハル」 「んー?」 「今日終わったらさー、ジュースでもおごるから俺の話聞いてくれるか?」 「いいよー。仕事の依頼? 仕事終わってからね」 晴仁は軽く答えた。
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