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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
備わってなくてとてもご迷惑をかけているので気をつけたい。 「エーデル、君も頼むよカメリアに力を貸してあげて」 「そのかわり、久しぶりなんだから遊んでくれるわよね、ブロード」 そういうエーデルは艶めかしい。妖精というものはそういうものなのだろうか? 疑問に思うがブロードは『わかったわかった』という。 エーデルはカメリアの手をとった。 「同じ冬の眷属よ、仲良くしてくれるかしら?」 「うん」 カメリアは氷の精。しかし冬の時期と雪の妖精であるエーデルが力を貸し、それが強大な力になるのだと、ブロードは説明した。瞬間にその洞窟は凍てついた。雪男の足元が氷付き、身動きが取れなくなる。どんどん氷が広がり、全身を覆うまでになった。 「今のうちに出よう」 ブロードが手を引いてくれた。その手が冷たかった。私はどうやって山を下りたのか覚えてない。入っているうちに山のふもとまで下りていた。もしかしたら、ブロードが何かしたんのかもしれない。 「さ、君は自由だ」 「私、、何も考えていなかった。どうすればいいのかな」 私の情けない言葉を聞いたブロードは笑った。 「考えてない? 君、何も考えてなかったの?」 「だって、助かると思わなかった」 「……もしかして、俺が助けに来ないって思った? 俺はこれでも女の子大好きだから女の子との約束は守るようにしてるんだよ」 「……だって」 「本当に疑り深いんだね。ま、いいや。じゃあ、俺と一緒に来る? しばらく起きているからさ」 「ええ?」 「もちろん、君さえ良ければ。俺はとくにあてのない旅になるだろうし、君はそのうち住みたい町とかあったらそこに住んでもいいし」 思わなかった。私が外を歩き回れる日が来ることを。 「じゃ、じゃあ、お願いします」 「ああ、そうだ。名前聞いてなかったね。改めて、俺はブロード。君は?」 ブロードは笑顔で尋ねて来た。
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