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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
もうね、覚えられるけど自分中であだ名が散乱しているのであだ名つけたい。 しかしながら村に戻ったらそれはいた。村長が見つけて来たというのだ。村長が村の者たちを集めて彼を紹介している。私はすぐに集まりの中に入った。そんな遅れてきた私を見つけて村長は言った。 「ディファン、この者に食事をあげなさい」 それが逃げないように、最初は優しくし、食事を与えつつ薬を飲ませて大人しくさせて生贄として神にささげるのだ。 「ねぇ、村長。彼を一晩泊めてもいいですか?」 「ふむ」 わざとらしかったかもしれない。でも、大人たちを私には止められない。 「お話が聞きたいの。いいでしょ?」 「まあ、良いか」 村長の奥さんがバスケットを持ってきてくれた。中にはわずかだが食料が入っている。そして白い紙に包まれた薬も。 「ありがとうございます」 「ではまた明日」 村長が家に入ると村人たちもそれぞれ家に帰ってゆく。冬は最低限、家から出ない。私もそれを連れて家に戻った。私の両親はもういないため、私一人でこの家に住んでいる。だから宿のない村に客が来れば私の家に泊まってもらう。そして冬はそのまま生贄となる。 「どうぞ、ゆっくりしてね」 これは私の本心だ。 「うん、ありがとう」 「外は寒いでしょ? そんな格好で大丈夫?」 「大丈夫、大丈夫。それより、君は不安そうにしているけれど」 教えるべきだろうか? それとも……逃がしてしまったら、きっと私が……。 「あなたは、生贄になります」 「イケニエ? それまた古風な」 それはケラケラ笑った。
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