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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
670件以上あったのが、過去3年間くらいのものまでのこそうと思い消去したら270件くらいになった。 私がそれにあったのは、ある冬のことだった。 深い雪に閉ざされる村はずれにひょっこり現れたのだ。それはそれはとても不機嫌な顔をしていた。冬なのに防寒着は着ておらずどう見ても不自然不審極まりない。 「冬かよ」 言葉がわかった。こちらが話しかけても通じる。でも声をかけるのは躊躇った。たとえ彼を村に招いたとしても彼はきっと村の者たち生け贄とされるだろう。 冬の村は貧しい。それゆえに余分な食べ物等ない。旅人を追いはぎしかねない。そして神に生け贄とされる。そもそも神がなんなのか私にはわからない。村では神とされているが、村に災いばかり起こす神は神なんかじゃないのかもしれない。 「あれ? 君、この辺の子?」 話しかけられた。 「そうだけど?」 そばによって来たそれは、よく見ればきれいだった。髪の色もきれいな麦色だし、目の色もきれいな青空だった。 「今は、何年何月何日?」 それを伝えると「なんだ、まだそんなに経ってないな」と言った。 「ありがとう。それじゃあ」 そう言って、雪の中を歩き辛そうに歩いていった。
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