気まぐれ日記
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2014年12月18日(木) ちょっと深刻な話

 急に始まりました田中学院。
 ちょい深刻な話ですが、内容は今までと変わりありません。


 




 田中学院 休学中 高崎麻代。
 彼女は、小学部にていじめを受けていた少女だった。理由は些細なことだ。ちょっとしたわがままとちょっとした行き違いとちょっとタイミングが悪かった、それらが重なっただけだった。問題なのは彼女がそのちょっとしたいじめにより、行方知れずとなってしまった。
 当時、彼女はいじめにより倉庫に閉じ込められてしまった。いじめていた側はある程度の時間でカギを開けた。(およそ三十分ほど)ただ、カギを開けたことは彼女に伝えず下校。その後、彼女の保護者からの連絡で彼女が家に帰ってこないことが発覚。教職員が学校中を探し、そして町内を探したが、彼女は発見されなかった。
 ここまでが、七不思議。
 彼女は発見されたが、そのまま目を覚まさずに病院に入院している。
 岡崎良介は徳田好典に連れられて、その彼女に初めて会って驚いた。
 彼女は小学生の姿のまま、眠っていた。
 「彼女、成長していないんだ」
 良介は何も言えなかった。彼女は、高崎麻代は、彼の同級生だったからだ。
 話したことはなかった。せいぜい、クラスメイトの挨拶程度の仲。いじめられていると聞いたのは七不思議の話だった。当然彼女をいじめていたクラスメイトはあまり口を割ろうとしない。もういじめていた理由も曖昧だった。
 「君が手伝ってくれることになってうれしいよ」
 好典が言った。好典は彼女の従兄妹だという。クラスメイトだった良介を責めていなかったが、彼が麻代のクラスメイトだったことを知り、どうしても伝えたかったという。もし彼がクラスメイトではなかったら一人でも彼女を助けると言った。しかし、どうしても行きたい大学があり、そこへ行くことになった時、彼は良介に彼女を託したのだ。そして「君になら安心して任せられる。最後まで手伝えなくなって本当にすまない」と告げた。
 
  


草うららか |MAIL

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