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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いろいろ話を聞き、このままではいろいろやりかねない。 「そんなこと、どうして言えるんだい?」 ランディードは尋ねる。その言葉は震えている。 「アニムの情報網は正確だ。何しろたまに人間以外からも情報を持ってくるんだ。そんなアニムが自信をなくすほどお前は巧みに自らを隠した。だから少し外れたところへ行けばお前の噂は全くされなくなっていた。それにグランファル家の分家にはほとんど財産がないことは知っている。世間体には公開されていないからな。分家を支えることができてこそ本家が力を維持している。そんなお前にこの伝説級の意味わからねえお宝がどうして買えるのかを考えれば、不法な取引でもやってんじゃねーかなー、と」 「君は、王族なのか?」 貴族ことについては王族が把握しておかなければならない。バルクは兄への手紙に一言添えていた。 「まあ、俺だけじゃないな。お前の悪行を嗅ぎつけてたのは」 長身の娘が動いた。部屋から出ようとしたランディードを捕える。赤毛の少年が、彼に近づいた。 「ランディード=グランファル。フォーランズであなたのお父上も待ってる」 そしてその時、あの二人の兵士も入ってきた。ランディードは二人の兵士に連れられて部屋を出た。 「全く、バンデン王も人が悪い」 バルクは二人を見て言った。 「叔父上、久しぶりです」 長身の娘が言った。 「なんでお前らがいるんだ、ヘネシー」 バルクが震えながら言った。彼がもっとも恐れる相手であり、姪であるヘネシー。彼女はビアソーイダの王女だった。
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