|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
連続的に使う時期がやってきたのかもしれない。 グオンはやや顔をしかめる。 「これを。日よけになる」 アニムが鞄から黒いマントを出した。副業の占いをする時に羽織るものだ。 「助かる」 グオンはそれを頭からかぶってようやく出てきた。 「さて、これからどうする? バンデンの王都へ行くか?」 「どうせまだ人がいっぱいいるんでしょ? パンケーキも食べられないんでしょ?」 ルイが拗ねている。 「私はフォーランズに戻る、と言いたいところだが、どうにもできん」 グオンは困っているのだが、それを表に出さない。相変わらず平然としている。 「なんで地下牢にいたんだ?」 グオンは少しためらってからやっと口にした。 「娘の悪戯を受けた。強制移動魔法によって」 『娘?』 三人が同時に声をあげた。 「なぜ、子をなすことが出来る?」 ロイタスは不思議そうにグオンを見る。 グオンはアンデッドだ。一度死に、それを無理やり生き返らせた結果、生きてるとも死んでるとも付かない存在となった。 ドラゴンであるロイタスにはそれを感じることはできる。 「……さあ。世の中は不思議なことばかりだな」
|