気まぐれ日記
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2014年10月22日(水) とうとうストーブ

 連続的に使う時期がやってきたのかもしれない。
 




 グオンはやや顔をしかめる。
 「これを。日よけになる」
 アニムが鞄から黒いマントを出した。副業の占いをする時に羽織るものだ。
 「助かる」
 グオンはそれを頭からかぶってようやく出てきた。
 「さて、これからどうする? バンデンの王都へ行くか?」
 「どうせまだ人がいっぱいいるんでしょ? パンケーキも食べられないんでしょ?」
 ルイが拗ねている。
 「私はフォーランズに戻る、と言いたいところだが、どうにもできん」
 グオンは困っているのだが、それを表に出さない。相変わらず平然としている。
 「なんで地下牢にいたんだ?」
 グオンは少しためらってからやっと口にした。
 「娘の悪戯を受けた。強制移動魔法によって」
 『娘?』
 三人が同時に声をあげた。
 「なぜ、子をなすことが出来る?」
 ロイタスは不思議そうにグオンを見る。
 グオンはアンデッドだ。一度死に、それを無理やり生き返らせた結果、生きてるとも死んでるとも付かない存在となった。
 ドラゴンであるロイタスにはそれを感じることはできる。
 「……さあ。世の中は不思議なことばかりだな」
 
 


草うららか |MAIL

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