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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今週の一言:二人がまとも(?)に会話したのって4巻以来じゃないか? 「そうか、死んではいなかったんだな」 ロイタスは目を閉じて祈るように何かをつぶやいた。その姿は人間のようだった。 「セルヴェス、これでいいんだな」 バルクは鞘を腰のベルトで固定し、剣を収める。それまで使っていた鞘はやや迷った末、その場に置いておくことにした。理由は、『邪魔だった』からとしか言えない。 「いいのか、バルク?」 「もったいないが仕方がないだろ。持っていても邪魔になるだけ……」 「私が預かろう」 グオンが鞘を拾った。 「ヘネシー王女にお会いしたら渡しておく」 「おい」 「お前に会いたがっていた。次は勝てると言っている」 バルクが一瞬青くなった。 地下牢は途中で通路が塞がれていてそれ以上は先に進めなくなっていた。あとはもう何もないようなので一行は階段を上がって外へ出た。 「あ、明るい!」 まだ太陽は高く眩しい。
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