|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いつも思いつき、即興でやっているもんだから、その日の書き込み量が違いが出ても仕方がない。 階段を降りて行くと牢屋のようなところに出た。広い牢屋は人間が入るには広すぎる。何十人もの囚人を入れていたのだろうかとも考える。 「ここは変わってないな」 ロイタスはつまらなそうに言う。地下牢は古くも形はそのまま残っていた。バルクが何かに気付き、ランプの光が届かない奥へ走った。 「おい、平気か?」 「……こんなところに人が来るとは思わなかった」 「アニム、早く来てくれ!」 アニムたちもバルクの方へ走る。そこには崩れた瓦礫に足を挟まれた男がいた。そんな状況でも男は涼しい顔をしている。 「お主は、グオン」 「フォーランズの教育係がなんでこんなとこいるんだ?」 「妖精たちが言っていたのは、あなたのことだったのね」 「なんだ、知り合いか?」 とりあえずバルクは瓦礫をどかした。グオンと呼ばれた男は難なく立ち上がり、やはり涼しい顔で礼を言った。 「もう少し経ったら助けを呼ぼうと思っていたんだが、まさか女神が助けてくれるとは思わなかった。ありがとう、リュレイミア嬢」 ルイの手を取り、厚く礼を言うグオン。 「いや、あたし、悪魔だし。でもどうしてここに?」 「ちょっとしたアクシデントでな」 「どこがちょっとしているんだ?」 質問には答えず、顔色一つ変えずグオンは逆に尋ねた。 「お前たちこそ、こんなところで何をしているんだ?」 「今の流行を知らんのか? 宝探しだ」 それを聞いてグオンは神妙にうなずいて「なるほど」と小声で言う。 「イーリスが言っていたな、そういえば」 「それがここにあるみたいなの」 ロイタスはふと指を差した。 「もう少し先の方だ」 アニムがその先にランプを向ける。そこにはドラゴンの首の像があった。
|