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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
私は留守番する。 アニムの情報では、やはりバンデン王国に宝は隠されているというらしい。たくさんのウォンテッダーがバンデン王国に集まり、王都は大変な賑わいとなっていた。 「なんだかなあ」 宿も食堂も何もかもがいっぱいで三人は混みあう大通りを縫うように進んでいた。 「なあに?」 「そりゃあ、便利だけどよ」 バンデンまでルイの移動魔法を使った。 悪魔族のルイとの出会いは、彼女が突然空から落ちてきたことによる。落ちてきたように見えただけのことだが、彼女は飛ぶのが苦手だった。悪魔族とは、魔族に似た種族であり、人間を惑わせて堕落させ地獄へ導くという役割を持つ。また、相応のものをささげることにより悪魔は人間の手を貸し高い魔力を持って助けるという。しかし彼女はそのどちらにも当てはまらなかった。彼女は何らかの事情で逃げて人間界にやってきたのだ。 「なんかこう、あっけなさ過ぎてな」 「何日も船乗って馬車乗って行かなきゃならないのは面倒でしょ?」 「交通費浮いたな、バルク。助かったよ、ルイ」 「アニムだけよ、そう言ってくれるのは。船はいいけど、馬車って苦手。お尻痛くなるし」 「まあ、確かにそうだわ。ところでよ、どう思う?」 「どうって、まあ思った以上だ」 「私、疲れちゃった」 とにかく今は大通りを抜けて人通りの少ない場所まで行きたいのだが、なかなか思うように進めなかった。
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