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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
記念日のため職場休み。強制的(?)に有給をとるそんな日。 バルクとルイがうなずいた。アニムが『人身売買』を許せないことを知っている。だからこんな変なことに首を突っ込もうとしている。 アニムは故郷から連れ出されたエルフだった。希少なエルフであり、そのエルフの百人に一人の確率で産まれるという男のエルフだから、手に入れればおいしい獲物だった。アニムは多くいる母親の一人とともにウォンテッダーたちに捕まり、母親を殺され自分はなんとか逃げ出した。それから人間の老人に拾われ育てられて今に至る。 「だからドラゴンの宝など、実はどうでもよいのだ」 「そんなことだろうと思った」 「そうこなきゃ。それにあるかもしれないじゃない、そのお宝」 「んじゃあ、やっぱり仕事だな。さ、詳しいことを教えてくれよ。どうせもう調べてんだろ」 ウォンテッダーは求める者。その区別に善悪はない。ただ欲しいものを手に入れるために世界を歩き探し求める。ある者は巨額の富、ある者は名誉、ある者は不死の妙薬。その中には諦めて故郷へ帰る者もいるし、志半ばに倒れる者もいる。 アニム達のように許されざる者の悪行を抑える者もいる。
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