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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今週の一言:最近『読切』→『連載』っていう→の間が短いな。そういう形態なの? 田中学院 中等部2年 中野冬季。彼は自宅で兄の帰りを待っていた。なかなか帰って来ない兄を待ちながらおやつを食べる。中野家の食欲は半端なく三食ではもちろん足りない。インスタントラーメン二つを平らげた頃に兄、春季が帰って来た。 「兄貴っ! 話があるんだ!」 「なんだ? 帰って来るなり」 「ハルに何依頼したのかわかんねーけど、ハルが狙われてるんだよ」 「ハルくんが? ふーん、なるほどなー」 「もう依頼取り下げた方がいいと思うんだ。ハルに何かあったらどうすんだ?」 「それは、絶対ない」 春季がきっぱり答えた。 「田学のシンクタンクがそうさせないから。よくわかんねーけど」 「へ?」 「ハルくん、野田晴仁はシンクタンクの窓口なんだ。シンクタンクの存在は、学院の半分が知っているかくらいだし、そもそも誰なのかわからきゃ依頼のしようがないから、公式的にハルくんが窓口で堂々と活動出来る立場におかれているだけであって、シンクタンクは他にもいるんだ。ほら、シンクタンクって頭脳集団という意味だろ。一人だけじゃそう呼ばない。ハルくんがシンクタンクである以上、他のメンバーにも守られているんだよ。もっとも他のメンバーは極秘扱いで誰なのかはわからんけど。家族にも言えないって聞いたことがある」 春季は得意そうに言う。冬季が不思議なまなざしで見る。 「兄貴がそうなんじゃないか?」 「まっさかー。んなわけないだろっ!」 「そうなんだ」 冬季はなおも複雑だった。兄が何故そんなことを知っているのか、晴仁は何故そういうことを黙っているのか。 「ハルくんを責めるなよ。シンクタンクの窓口ってだけで結構やっかいなんだからな」 「責めるつもりない」 心を見透かされたようで面白くない。晴仁を責めるつもりはないが文句は言いそうだ。腹が立つと腹が空く。冷蔵庫を開ければシュークリームがあった。 「お、シュークリーム一つ貰い」 二つあったシュークリームを春季と食べた。シュークリームを食べる兄の顔は能天気だ。ムカつくので食べてしまうと部屋に戻った。その後、夏季と秋季が帰って来たらしく春季を責めていた。どうやらシュークリームのことらしい。知らない振りする事にした。
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