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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
客が少ない。 「私たちエルフは、自然を住処として森なら、その全体が住処だ。だけど今は違う。この近くの街の人間たちが私たちを狙っている。理由はよくわからないけれど、最近特にチラチラと現れる。私たちの集落まではさすがに踏み入れられないけれど、魔力の弱い子供たちだけで集落から出すことができなくなった」 アニムはあの街から出るときのことを思い出した。何やら物々しい様子だったし、それに巻き込まれそうになっていた。まさかと思うが、ここと関係があるだろうか、と。 「今までこんなことはなかった。街の人間は大昔にエルフと契約したんだ。エルフが住む森は豊かになる。人間は森の恵みを譲ってもらう代わりにエルフには不可侵という契約をしたんだ。人間はそれを忘れてしまったんだろうか」 「……これは調べてみないとわからんな」 アニムには人間が易々と契約を破ることはないと思っている。 「集団でそんなことをすると思わん。少ーし小生に時間をくれないか?」 「アニム? どうした?」 「どうも、まだこっちの方が言いやすい。昔、育ててくれた人間がこんな言葉遣いだったんだ」
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