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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
失敗写真。くっ、檻が......! 目が映らないだけで印象が違う気がする。 昨日から、秋になるなと思ったが冗談でなく暑い。秋になることも忘れるくらい暑いです。 それでも、暗くなるのは早くなった。空だけは暦通り。 「ここが国王の間です。どうぞ」 カラは大きな扉の前に立ち、三人に言った。そして、扉の横に移る。八郎は二人の顔を見てから、扉を開けた。『なんでも出て来い』という気持ちだった。 「遠くから、ようこそ!」 そこには、炎に包まれた大きな鳥がいた。 「フェニックス!?」 八郎が叫んだ。もちろん彼にとってのフェニックスはフィクション上の生物だ。他にも朱雀とか、鳳凰とか呼ばれる存在。それが目の前にいる。 「フェニックスっているんだ」 ドッツェにとっても、せいぜいファンタジー映画に出てくるものにすぎない。しかし、アレクにとっては違うらしい。 「不死鳥フェニックス......ああ、なんて神々しい」 「うむ、オオトリにも驚かれたが......。まあ、我の存在はウルラでも会っただろう、あれと一緒だ。我ら国王と言うものは、こういうものだ」 どういうものだ、と思いたかったが妙に納得させられた。 「さて、我のために来ていただいたのだから時間を取らせるわけにはいかぬ。オオトリから聞いた話は間違いないのだな」 「はい」 「そうか。では、我はウルラの土竜に使いを出す。そして、うぬらには頼む。その話を、グランドブランへ話せ」 「グランドブラン?」 「世界で最も大きい都市だ。カラに言っておく。資金は出す」 八郎は頷いた。二人の顔を見なかった。
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