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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
今更ながら......。 ツヨシさん。『これは、ここに置いてっと』いうような動作を見ると、浮き球をセットしていたイコロに似ている。やはり、姉弟なだけある? 夕方前には教えられた村に着いた。デグラまで、あと目と鼻の先だが、この村で休むことを強く勧められた。デグラ付近には夜になると悪魔がうろつくと前の村で言われた。 「悪魔?」 八郎には初耳だった。少なくともウルラではそういったものが出ることは聞いた事がない。しかし、ウルラの街の国の王は、竜だったのだから悪魔が出てもおかしくはない。 「どんな悪魔?」 「人の魂を取る悪魔だそうです」 アレクは「おお、怖い」と言うように身震いした。どうやら彼の世界には悪魔(のようなもの)が存在するらしい。それでも村の中までは入らないという。村の入り口には魔除けのシンボルがいくつも飾られていた。それぞれの家にもそれは施されていて、宿もまた同じだった。 「こんにちは、旅の方」 ここでも対応はいたって普通だった。そのことで聞いてみれば、なんてことなく「客商売でいちいち出身を聴いていたら商売にならない」ということだった。 「デグラの街の中でもそうですよ、お客さん。安心させるためじゃないですからね、本当の事ですから」 と念を押された。 「ねえ、悪魔は出るの?」 ドッツェが尋ねれば、さっと顔色を変えて店の主人は説明した。 「いや、お客さん。本当に気を付けてくださいね」
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