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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんつーか、予告1ヶ月前とかにしてくれよといいたい。 「まだ開かないの?」と態度で示す。いや、居住スペースが掃除中だったので出入り口から水が漏れていたりしていたので、気になっただけだったかも。 そして、三週間後再び役所へ向かう。 「八郎様一行ですね。お待ちしていました。どうぞこちらへ」 係の女性が案内をする。建物内の奥のエレベータへ通した。 「これは乗り物ですか?」 と、アレク。 「ああ、下にさがる為のな。エレベータだ」 八郎の知るエレベータと違うのは、手動式で乗るところも箱形のカゴのようなものだった。映画や物の本などで見た事はある。 「私が案内するのは王の扉の前までです」 エレベータで地下深く下がり、その前で案内係の女性は立ち止まった。周りは火ではない明かりが灯されているため、明るかった。 「電気?」 「ええ、よくご存知ですね。以前いた異世界の方がこれを作ってくれたのです」 電球を指して言った。 「ただ、エネルギーが不十分のため、ここでしか使ってません」 そうして、女性は大きな扉を指した。八郎が『戦車三台くらい余裕で入れるだろう』と思う。間近で戦車は見た事はないが。 「ここが、王の扉です。私はここで待ちますので」 大きな扉の前に三人は並ぶ。女性は目で合図する。『覚悟はできたか?』と言っているようだった。三人が頷くと、ノックした。 「国王様、謁見希望の柴山八郎、アレク=マイク、ドゥルツェ=ジェニー=エニーの三名、いずれも異世界の民です」 本名が並ぶ。日本名が似合わない気がした。 「入れ」 中から撓れた声がする。女性は無言で入るように促す。
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