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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
アレク=マイクが正しいです。 事務所に戻り、とりあえず八郎はアレクにお茶を出した。彼にも親しみやすい日本茶に似たものがこの世界にあったのでそれを出す。 「ここが異世界だなんて、まだ信じられません」 お茶を飲んで顔をしかめたアレク。それでも『ありがとう』と言った。 「まあ、俺もそうだよ」 「あなたは『にほんじん』という世界から来たのですか?」 「あ、いや、世界から見たらドッツェと同じ世界から来たんだ。だけど、ドッツェとは国が違う。もちろん知り合いでもなかった」 よく『アメリカでは〜』とニュースなどで聞く。いろいろなものを輸入していろいろなものを輸出している。八郎にとっては近くて遠い国だった。 「ハチさんの国は小さくて大きな国なんだよ。車とかアニメとかいっぱいアメリカに来るってシスターから聞いたことがある。でも、アタシはニンジャがいいな」 「あー、ドッツェ、ニンジャは今の日本にはいないって何度も言ったよな?」 「でも、テレビで見た事あるよ」 「映画か何かじゃないのか?」 「なんだー」 ドッツェにとっても近く遠い国のようだ。 「お二人はここに来てどれくらい経つのですか?」 「俺はそろそろ一年くらい経つな。ドッツェは半年になる」 「そうなんですか。帰れる方法は探していらっしゃるのですか」 「いや、それがな......おいおい話していくよ」 その時、ドアがノックされた。
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