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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
お前ら小学生か何か? と言いたくなる感じです。 「俺は柴山八郎。日本人だ」 「あたし、ドッツェ。多分、アメリカ人」 「ハチロウさんにドッツェさんですね。では、早速ですが、今後どうしたらいいんでしょうか?」 マイク=アレクは戸惑っていた。誰でも戸惑うだろう。少女、ドッツェはそれほどではなかったが。 「ハチさん、同じ異世界の者同士、この人の世話をお願いしてもいいかい?」 誰かが言う。 「ああ、部屋ならハチさんちから近いところ貸すよ」 「じゃあ、アタシはしばらく食事の面倒を見てあげるよ」 皆が口々に言う。この街のいいところだ。 「ああ、あのみなさん、ありがとうございます。でも、私はどうしたら元の世界に帰れるのでしょうか?」 と、マイク=アレク。ドッツェはどうかわからないが、八郎にも切実な願いだった。 「そいつは、誰にもわからないんだ。マイクさんとやら、済まないな」 「私たちは異世界から来る者は拒まないよ」 「では、帰れないのですか?」 そこで、八郎は言った。 「帰れないのかもわからないんだ。帰れる方法があるかもしれない。だけど、それを探すには時間がかかると思う。今は、この世界の住人の厚意を素直に受けるんだ。まあ、俺もそんな一人なんだけれど」 「わかりました。皆さん、お世話になります」
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