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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
とにかく寒い。雪でもふるんじゃね? ってくらいです。 紳士っぽく振る舞う妖精、名前はステラゴンというらしい。本人がそう名乗った。 「実は、この森の主が出産しようとしているのでございます」 「......妖精も出産するんだ」 ぽつりとエーコ。 「森の主というと、妖精の女王だな。この森の全ての妖精の母だ」 「......となると、蜂や蟻みたいだな」 ブリアがつぶやく。 「そうです。我々の兄弟がまた一つ増えるのです。しかし、そのために何かしら人に影響を及ぼします。妖精の出産とはそれだけエネルギーを発するのです。そして、人から発するエネルギーもまた生まれる妖精に影響を与えるのです」 「それで、俺たちを迷わせたり惑わしたり?」 「はい。互いに影響を与えた為に、我々にも予測つきがたいことばかり起こりました。そして、このまま抜ける事はかないません。この先に、主がいるのですから」 「なるほど。では、どうすればいい?」 「このままフォールタウンに向かってください。私がご案内します」_ 「いや、フォールタウンよりも、一気に首都に飛ばしてくれないか?」 「なんと、首都へ向かうのに、この森に。なんとも、物好きですね」 妖精は「いやはや」と感心したように頷いた。
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