|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
思い出してみる。 教えることが好きだ。 五年ほど前に駅であったおじいさんに広告のポストカードのことを教えてあげた。ふとそのことが快感に思えた。その次は道を聞かれた。出来るだけわかりやすく丁寧に教える。ますます快感を覚えた。 それからだった、教えることが好きになったのは。 それからだった、なんでも知りたい。そして知っていることを教えてあげたい。 この街の事、勉強の事、遊びの事......なんでも取り込んだ。それが甲を成してある教室の講師となったりした。今は毎日が充実している。これ我が人生なり。 ある日、声を掛けられた。 「すいません」 そら来た。よく何かを尋ねられる。 「この辺に美味しい生姜焼きが食べられる店ありませんか?」 そう、よくこんなマニアックなことを聞かれる。 「ああ、ありますよ......」 でも、わたしにかかればこんなのちょろい。さっそく教える。尋ねた人は満足そうな顔をして去って行く。 教えてあげる事、それがわたしの至福。
|