|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
お披露目? 特に恵まれているというわけじゃないけれど、とにかくお金には困っていない。 まあ、今のご時世、普通に稼いで暮らして行ける事はいい事だと思う。 お金が振ってくればいい、と言うが、たまにそんな時がある。先ほども980円という半端な値段を貰った。おばあさんが困っていた時に助けた。ただそれだけ。日傘をあげただけだった。はっきり言うと日傘なんか使わないし、柄もあまり好きじゃない。それに別れた恋人から貰った物だった。ちょうど今日は雨が降っていて、雨傘を壊したのを忘れていたことに気付き雨傘にも使えるから仕方が無しにそれを持っていただけである。雨は昼には止んでしまい、今は強い日差しが降っていた。UVケアはばっちりだ。なるべく日陰をあるけばいいのだ。 自分には良くあることだった。たまたま拾った、ふと目をやった先にあった、風で千円札が張り付いて来た。 『小金持ち』 でも、そのお金は自分のためには使わない。誰かの為に使おうと思っている。悪銭身に付かずできっと自分の為に使おうなら悪い事が起こりそうだ。 お昼に定食屋に入った。混んではいるけれど、自分一人くらいなら入れそうだった。汗水垂らす女将さん生姜焼き定食を注文する。隣りで食べている人のが美味しそうだったからだ。ややして、隣りの人がいない事に気づいた。ぼんやりレジの方を見ていたので、お会計した様子はない。 食い逃げだ、と思ったがこの忙しい中では気づかないだろう。 なんて人だ。ふと、壁にかかっているメニューを見る『生姜焼き定食 980円』となっていた。さっきおばあさんからもらった980円をこっそり隣りの席に置いておいた。
|