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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
なんで始まります。 「こりゃ、またべっぴんな」 レイヨンが呟いた。その言葉に、厄介ごとが起こりそうだと含んでいる。 「おい、ブロード。手伝ってくれ。二階まで運ぶ」 「ああ」 栗色の髪、病的に青白い肌の女の顔をブロードは眺める。 「ああっ!」 「どうした? そんな声出して」 「この人......宿屋の女将さんだ」 「女将さんだと?」 どう見てもまだ若い女性だった。同業者ながらレイヨンは思う。宿を切り盛りしていくには彼女に出来るだろうか? 「どこの宿屋だよ?」 「......エサンの森の奥の」 「ああ? じゃあ」 「多分、俺を川に流した人だよ」
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