気まぐれ日記
DiaryINDEXpastwill


2009年07月09日(木) ご都合主義です

 なんで始まります。




 「こりゃ、またべっぴんな」
 レイヨンが呟いた。その言葉に、厄介ごとが起こりそうだと含んでいる。
 「おい、ブロード。手伝ってくれ。二階まで運ぶ」
 「ああ」
 栗色の髪、病的に青白い肌の女の顔をブロードは眺める。
 「ああっ!」
 「どうした? そんな声出して」
 「この人......宿屋の女将さんだ」
 「女将さんだと?」
 どう見てもまだ若い女性だった。同業者ながらレイヨンは思う。宿を切り盛りしていくには彼女に出来るだろうか?
 「どこの宿屋だよ?」
 「......エサンの森の奥の」
 「ああ? じゃあ」
 「多分、俺を川に流した人だよ」


草うららか |MAIL

My追加