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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
いろいろあり過ぎて、もう頭パンクしそうです。 「その前当主に会えるかしら?」 「会えるよ。ミレンディの郊外で暮らしている」 「そう、会えるのね」 「......アプリさん? もしかして、ベロア家の?」 「そうなの。私はアプリ=ベロア。兄さまとは血は繋がっていない。小さい時に兄さまの家に引き取られてきたの。理由はわからないけれど、止む得ない事情があったって。あ、でも、私はちゃんと幸せだからね」 「見れば分かるよ」 屋敷の前を通り過ぎる。 「......」 「ブロード君」 「うん」 アプリは鋭い感覚で、ブロードは憑いた妖精が教えてくれた。無人となっている筈の屋敷から、気配がする。 「何かいる」 「そうだね」 ブロードはそっと門に近づいた。そもそも長い間放置されているという点で強盗団や夜盗が住み着くのはお約束だった。 「でも、ベロア家だったら......」 何かしら魔法をかけて置くだろう、とブロードは思う。
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