|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
本当にどうでもいいわって思う事なのに、それについて追求されてしまう。そんな職業。 アプリは暇だった。ブロードは再びよく眠っている。死んでいるのではないかと思ったくらいだった。 「アップルパイかあ......」 りんごの季節ではなかった。アプリは料理はするがパイ作りは苦手だった。彼女は部屋を出て厨房へ向かった。城で勤める者たちのための簡易で広い厨房で母娘でまかなっているアプリとここで働く娘アーサとは仲が良かった。 「あ、アプリいらっしゃい。お腹でも空いた?」 「ううん。アーサお願いがあるんだけど......」 アップルパイが作れないかと、相談した。 「しょうがない。アプリの頼みだもの。貴重な瓶詰めを開けましょ」 アーサはニコニコしながら瓶を取り出した。
|