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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
態度はでかい、そんな感じです。 「気分はどうだい?」 翌朝、ナイロは青年を尋ねた。青年はアプリから飲み物を貰って飲んでいた。 「だいぶ良くなりました」 「昨夜は良く眠っていたの。今朝は元気になったみたい」 と、アプリは嬉しそうに言う。 「助かりました。ありがとうございます」 青年は礼を言った。 「いや、礼には及ばないよブロード君」 「......」 青年の笑顔が固まった。 「調べてもらったよ。君の事。いや、君の父君のことだね」 「なんで......」 「いやあ、妖精が憑いているなんて、そう滅多な事じゃないからね。お爺様はジョウロフェンツァ国魔法騎士団長の一人、その後、廃団となったあと、父君が勤めていらっしゃった。そして、二十年前、突如いなくなった。資料によれば、ご両親は病死になっている。墓石も確認されている。問題は、君の兄......記入ミスかな? どちらもブロードとなっているけれど。君と君の兄上の失踪。家だけは残されている」 「......」 「興味があるんだけれども、話さなくていいよ。でも、君の名前を教えてくれない? 記入ミスはこちらの不手際だが、不便だ」 「ブロード君でいいみたいよ」 と、アプリ。 「アプリには名乗ったんだ。じゃあ、ブロード君。まだ本調子じゃないみたいだから、ゆっくり休んでいって欲しい」
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