|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
そういうわけで急ぎ足。 本部から出るまで半日。いろいろ準備があるとミカサは言った。その間、簡単に旅支度を終えたカスガとキッカは子供たちが集まっている部屋へ向かった。 「あ、カスガお兄ちゃん」 ヒナだった。 「ニリンジョースへ行くんでしょ?」 「ああ」 「これ、ヒナのお母さんに渡して」 白い封筒を手渡す。 「私は元気だよってお母さんに教えたいの」 「わかった。必ず渡すよ」 「ありがとう」 少女がまた子供たちの輪に戻っていく。ハーマスによればヒナの母親のような境遇の少女もいるという。 「ヒナさん、元気になりましたね」 「そうだな」 「剣乙女も普通の人間なんです。私も、人が傷つくところはみたくありません」 「俺もさ。だけど、誰かがやらないと、剣乙女が犠牲になるんだ」 「そうですね」
|