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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ゲームをする。ビデオを見る。 ナーロタスに到着したのは、メーの宿屋を離れて二日後だった。 「ここはツプーテ領外だから追っ手は来ないのよ」 と、レンは言った。ミカサは相変わらず無口だった。 「そして、ここが被害者の会の本部」 ナーロタスの大通りに面した大きな建物だった。 「こんな、普通に?」 「ええ、普通に。だって、ここは剣乙女も普通に暮らせる街なんだもの。それをツプーテは認めず、剣乙女を手に入れて利益にしようとしているんだもの。ツプーテ領にいる剣乙女やその家族はここの存在を知ったら訪れるわ」 レンは少し興奮したように言って、それからちょっと黙った。 「とにかく、どうぞこちらへ」 被害者の会、本部。中に入ると、子供が駆け抜けた。 「男の子もいるようだけど?」 「言ったでしょ? 剣乙女が産まれたばかりに家族を殺されて身寄りがいない子もここで預かっているの。だから、ここには普通の女の子もいるわ。ヒナちゃんだっけ? あなたも遊んでらっしゃいな」 ヒナはまだ少し元気がなかったが、同じ位の少女に手をひかれて子供たちの輪に混ざった。
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