気まぐれ日記
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2009年01月08日(木) そのうち

 いつか
 こんど

 あった試しのない言葉たち。意味はもちろん、ありません。
 というか、なんか、今の仕事が停滞していて、辛いです。
 どばっと忙しくなるのが怖いです。





 ミカサは宿から数キロも離れた泉の前に立っていた。
 「着いて来たのか?」
 彼は後ろを振り向かずに言った。
 「ああ、まあね。宵っ張りなものだから」
 カスガはミカサの後をずっと着いて来た。
 「......」
 「何をするんだ?」
 「沈める」
 剣を泉に投げ捨てた。剣は音を立てて水の中へ沈んだ。水面は立ち上がり、波紋を描きそしてゆっくりとまた静かに波打つ。
 三人の剣乙女がこちらに向かって来た。ミカサもカスガも目に入らず、無気力な表情で水面を見て、飛び込んだ。
 「剣を追っているんだ」
 三人の乙女が泉に沈む。水面はまた荒れたが、ややすると元に戻った。
 「溺れるのか?」
 「ああ、この泉は底なしなんだ。剣乙女は死んでも自分の剣を追う。やがて剣に追いつく前に死ぬ。ただ、この泉は女の精霊がいる」
 「精霊?」
 「精霊は人間を仲間にしたがるものだ。だから、彼女たちは精霊になるだろう」
 「それって、助かる事なのか?」
 「わからない。俺の、只の、エゴかもしれない」
 ミカサは泉を離れて、宿へ向かう。
 「なあ、アンタって」
 カスガは声をかけた。ミカサは無視して先へ進む。その後をカスガは着いていった。
 「ちゃんと、しゃべれるんだな」

 
 


草うららか |MAIL

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