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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
携帯に前の事業所から電話が入っていた。仕事終わった後に連絡したんだけども、誰が電話したのかわからない状態。誰が電話を? カスガとキッカは護衛で再びツプーテ国に向かう事になった。約半日という短い期間だった。大きな木箱と年老いた男の護衛。 「いやあ、若いのと一緒だと心強い」と男は言う。 二人は荷台の後ろについて歩いた。 もう少しで国に入るところでそれに出会った。 半日という短い期間にもかかわらず、それは起こってしまった。 「よう」 その男は軽く手を挙げた。その側には剣乙女がいた。自ら剣を背負っている。 「そいつの中身見せてみろや」 男は飛び降りて年老いた男を蹴飛ばした。 「う、うわっ!」 軽く蹴飛ばされた男は逃げ腰になり、あたふたと男から離れる。男は構わず木箱に手をかけようとした。それをカスガは刀を抜いて防ごうとする。 「!」 剣乙女はカスガを薙ぎ払った。 「カスガ様!」 キッカが叫ぶ。 「......」 剣乙女がキッカに気づいた。 「大丈夫ですか」 「ああ、大丈夫だ。避けたから」 「ユリの剣を除けるとはな。まあ、いい。剣乙女がいるのならこの中身を知っていた方がいいだろう」 男は木箱を叩き壊した。華奢そうにみえるその身体と裏腹に、かなりの怪力の持ち主らしい。 「これが、お前たちが運んでいるものだ」 そこには少女が剣を抱いて眠っていた。
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