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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
意識してましたよ。VPのアンジェラことジェラード。彼女も木箱に入れられてその後は......。知らない方は中古屋行ってVP購入してこよう。冒頭(かなり長い)でご覧いただけます。 剣乙女だった。 「なあ、ジジイ。この娘をどうするつもりだったんだ?」 男は尋ねた。その声に怒りが含まれている。老人は黙ったまま狼狽えている。 「あの国王のもとに持っていって礼金貰おうとしているんだろ? そして、あの娘も一緒に差し出そうとしていたな」 ユリと呼ばれていた剣乙女は老人に剣を向けていた。 「お、老先短いんじゃ、頼む、見逃してくれ」 「ああ、いいぜ。俺はよ。だけど、ユリは見逃してくれないだろうな」 彼女は無情に剣を老人に振り下ろした。 老人の断末魔が響いた。キッカはぼんやりと聞いていた。 「さて、ゴミも片付いた。次はあんたらだ。見たところ、その子を城へ連れて行くわけじゃ無さそうだな」 男は名乗るように言った。カスガはそれに素直に答えた。 「私は、妖刀だから城から追われた身。この方は主と認めたから付いています」 男はにんまり笑った。 「じゃあ、俺と同じだ。俺は、キヨミズだ。彼女はユリ。見ての通り半分くらい飲まれていると 思う」 ユリは剣の血を払い、鞘に納めている。 「キッカはまだ話せるんだな。ユリはもう話せないんだ。だけと俺を主とだけは認めているらしい。俺がいれば食事をしたり眠ったりして、なんとか人間の営みをしている」 「飲まれるって、こういうことかよ」 「ああ、キッカは大丈夫だろうな。ユリは遅かった。俺が出会った時にはもうこうなっていたから」 キヨミズはユリの頭を撫でた。心なしか、彼女の顔がほころんでみえた。 「さて、この娘をどうするか、だ」 まだ眠っている少女に近づいた。 「おい、大丈夫か?」 少女は目を覚ます。何が起こったのか分からず、回りを眺めていた。 「お母さんは?」 「嬢ちゃん、うち分かるか?」 「うん」 「じゃあ、兄ちゃんたちが送っていくから帰ろう」 「うん、ありがと、おじちゃん」 少女は満面の笑みで答えた。
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