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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
だったっけ? カスガはうなだれた。 「そうか。いや、いいんだ。もう諦めていたんだ」 「しかし、あなたのお姉さんは生きています。まだ飲まれていない娘なので、早く救ってあげて」 「姉さんが!? 飲まれるって......?」 「剣乙女は自らの剣に飲まれる事があるの。それは自我を無くし剣の意思のみで生きる事になる。剣は血を求め乙女はそれに従う。よって、乙女は命が尽きるまで剣に血を吸わせる」 「じゃあ、キッカは?」 「その子は、とても不思議。食われているようで食われていない。大丈夫、その子は剣を支配出来るから」 ランはそれ以上話さなかったので、三人は部屋を出た。 部屋から出ると、ミカサは別れを告げた。酒場の前で待っていたレンも別れを告げる。 「バイバイ。またね」 「お世話になりました」 キッカは頭を下げた。 「いろいろ、ありがとう」 カスガも言い、ミカサとレンはまたツテープへ向かった。 二人と別れたカスガは自由市場へと向かう。 「ここはなんですの?」 「ここは、仕事を売る場所なんだ。真っ当なものからいかがわしいものまで売ってる。でもほとんどは護衛とかそんなのばかりなんだ」 「護衛?」 「ああ、そうだよ。俺たちもツテープへ向かうんだ」 「お姉様をお助けするのですね」 「ああ。キッカ、辛いだろうけど」 「大丈夫。私には主がいます」
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