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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
名前とか気持ちは和風で、あとは洋風です。 キッカとカスガは二人並んで歩いた。カスガがこの街に着いた時は、剣乙女が酒場に居ると騒がしかったが、酒場を出て少し歩くと静かになった。そもそも国境いにあるこの街はあまり活気がなく、いつも閑散としている。 カスガの腰にはすでにキッカの刀があった。 「カスガ様、これだけは聞きとうございます。どこへ向かっているのですか?」 「ああ、ごめん。とくに当てはないんだ。ふらりふらりと一人旅。そういうキッカはどこへ行きたいんだ?」 「......私は、出来るだけこの国から出て行きたい。けれども私は私の剣を扱えない。今まで狙われなかった事はなかった。私の剣が妖刀だったから私は今まで無事で居られたのです」 「そうか。じゃあ、この国から出て行こう」 「いいのですか?」 「ああ、いいさ。天涯孤独で身を置く場所は今のところない」 「私もです。私も、身内はありません。だから、一緒に」 「それじゃ、さっそくすぐにでもこの国を出よう」
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