|
気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
洗濯物もたまっていなかったので、何もしなかった。出かけもしなかった。 ベグゼッドごと筒を薙いでいた。手にはティママンの剣が握られている。 「カシス、それ」 「へへ、やってみるもんだよ」 斬りたいものだけを斬るという魔剣。 「ベグゼッド、隣りの部屋にグオンがいるはずだ。オフィーリス姉ちゃんが言ってた」 「でも」 「ここは、俺に任せてとけよ」 ベグゼッドはゆっくりとカシスから離れて、出口を探した。 「そうはさせない」 レクイエムとフリエル。 「どうやったのかわからないけれど、邪魔をするのであれば、レクイエム」 「わかりました」 レクイエムが立ちはだかり、ベグゼッドの行く手を阻んだ。 「悪いけど、姉ちゃん、どけろ!」 レクイエムの腕が飛んだ。彼女がひるんだ隙にベグゼッドは部屋を出て行った。 「やるのね」 彼女は無くなった腕を見る。それも束の間で、飛んだ腕が戻り元通りに付く。 「それも魔族だから出来る芸当ってことか?」 「そう。だから、こんなことも出来る」 「!」 今度はカシスが吹っ飛んだ。天井へそして床に叩き付けられる。床に倒れ、呻いた。 「人が魔族の前でがんばっちゃ駄目」 カシスの目を手で覆い、まぶた閉じさせて眠らせた。
|