気まぐれ日記
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2008年09月17日(水) 猿山の一夜

 ムソルグスキーのは「禿山の一夜」です。
 なんというか、そんな感じで。
 
 なんか、でっかいフリマに行く事にしました。家族で。




 隣の部屋に入ると、オフィーリスがグオンと何か話していた。グオンは確かに起き上がって、いつもと変らない姿だった。
 「ベグゼッド、あなたも聞いて」
 オフィーリスはベグゼッドの肩を抱いて、目線をベグゼッドに合わせるようにしゃがんだ。
 「グオンは死なない身体になった。あなたが聞いた通りに」
 恐る恐るグオンの顔を見る。怒ってはいないが、さすがのグオンも少々複雑な表情だった。
 「グオン......」
 「さすがに驚いたが、お前が気にする事じゃない」
 「でも」
 ベグゼッドがグオンの手を掴む。ひんやりとした手だった。血の通ってない冷たい手。死人の手だった。
 「お前に責任はない。これが運命なんだと」
 「そう、すべて運命神の導き。ベグゼッドはそれに巻き込まれただけなの」
 「だからと言って、俺のせいでこんな事に......」
 まだ何か言おうとするベグゼッドをオフィーリスは遮った。
 「ベグゼッド。あなた、ビアソーイダ城の地下で本を読んだわよね?」
 突然、尋ねられて彼は一瞬戸惑ったが、頷いた。文字すらわからない本を無理矢理読まされたのだ。
 「そして、その奥にいたブラニスに会った」
 「うん......」
 「それが要因なのよ」
 「?」
 「ブラニスは、あなたのお母様の遠い先祖、つまりあなたにとっても遠い先祖。そして、ブラニスはティママンの人間の親友だった。ここへ来ていろいろな伝説の書を読んだけれど、ティママンはその親友に預け物をしていると記しているものが多かった」
 「それが魔力だよね」
 ブラニスから聞いていた。
 「どうやって知ったのかわからないけれど、フリエルはそれを奪おうとあなたをここまで連れて来たのよ。多分、妹への報酬ね」
 「じゃあ、あの読めない本は?」
 「蜘蛛に会わなかった?」
 ベグゼッドは首を振った。
 「あそこはティママンが作ったけれど、管理者に蜘蛛を置いたのよ。貪欲に知識を求める蜘蛛をね」


草うららか |MAIL

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