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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
この日記に入る前に雑誌を読みふけってしまった。 「ベグゼッド!」 たった二日しか会わなかったにも関わらず、ベグゼッドの表情は疲れきっていた。 「カシス......オフィーリスと来てくれたんだ」 安心した表情を一瞬だけして、そのまま前倒れになって彼は眠りについた。 「ベグゼッド?」 「ベグゼッド様なら大丈夫です、兄さま」 と、ハイネーケが言った。 「ハイネ、無事だったか?」 「はい。この通りよ、兄さま。でも、ベグゼッド様は......。わけは後でお話しします」 「サミクラス兄は?」 「カシス兄さま、サミクラス兄さまが別のところに捕まってしまったの。封印されてしまったの」 「封印だって?」 「それはそうね、彼は脅威の人間だから」 オフィーリスが言う。 「どういうことだ?」 「人は魔族に太刀打ちする力はないわ。でも、彼は違う。千年に一度という確率でいるのよ、そういう人間が」 「それで、兄さまは封印されてしまったの? 酷い」 ハイネーケは泣きそうになりながらも堪えていた。
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