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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
速やかにお支払いしたいものです。 夏休みもあと二日で終わるという八月二十九日のことだった。 中野冬季はまだ終わらない宿題片手に野田晴仁に話しかけていた。 「姉貴が二人とも倒れちゃったんだよ」 「ふーん。なんで? 夏バテ? まさかね」 「それが、宿題やっていなかったとかなんとかって」 「ああ、田学、高等部二年の宿題だけ膨大なんだよ。運動系の部活動入っている生徒は半分くらい免除になるんだけどね」 「へー、なるほど。なあ、ハル、ここ、どうやるんだ?」 「そこは、こうやって、こうだろ」 「へー。さっすが、ハル、わかりやすい」 持つべきは、勉強の出来る友達である。 結局、双子は始業式を休み、徹夜で宿題を片づけたという。
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