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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
ありゃしませんよ。 「じゃあ、お見舞いに何か買って行こうか」 と、綾名も提案。 「でも、何がいいかな?」 「トンデン軒のかき氷なんていいんじゃない? あれなら食欲なくても十杯はいけちゃうわ」 「でも、あそこのはイチゴとオレンジとレモンがあるよ。どれがいいと思う?」 「そうねぇ、中野さん、どれが好みなの?」 「私はメロンが好きなんだけど」 「メロンはないから、レモンだね。名前似てるし」 「それ決定、じゃあ、さっそく行きましょう」 帰りに屯田軒へ寄り、三人は中野家へ向かった。 「夏季ちゃん!」 「おっじゃましまーす」 夏季と秋季の部屋は同じ部屋である。本人たちは至って不満はない。一人部屋二つ合わせてもこの部屋は広いのだった。 「大丈夫? やっぱり呪いは関係ないみたいだったの」 「大丈夫よ。ただの夏バテだし」 「はい、コレ。食べて元気出して」 冷え冷えのかき氷を夏季に渡した。 「ありがとう、岡崎君に倉本さん。どうして私が食べたいものわかったの? しかも私の大好きなレモン味」 「いやいや、夏はコレでしょ?」 こうして夏季は夏バテから復活した。 しかしながら、この一週間後、今度は二人とも倒れる事になる。
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