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気まぐれ日記 DiaryINDEX|past|will
「○○さんは毎晩晩酌するの?」 翌朝、ベグゼッドは飛び跳ねるように起き上がった。 「夢......?」 起きた時にはすでにどんな夢を見たのか忘れてしまっている。今思えば、飛び起きるほど衝撃的な夢だったのか? 「おはようございます」 ヒミカが起こしに来た。 「おはよう」 その声でヒミカは部屋には行ってくる。 「今日は御出立日ですね。しばらく会えないとなると寂しいですわ」 「今生の別れでもないでしょ?」 「そうですね。お気をつけて、楽しんで行ってらっしゃってね」 「うん」 「今朝は、私、腕によりをかけてパンを焼きました。ちゃんとベグゼッドの旅の無事を祈りながら生地をこねたんですから」 「ありがと、ヒミカ」 「じゃあ、後はカシスを起こして来ます。あの子、ちょっと寝起きが悪いんですよ」 そんなたわいもない一日の始まりだった。
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