気まぐれ日記
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| 2006年05月17日(水) |
自分虐待(でも、今日はちゃんと続きを!) |
寝ている自分を起こすなんて虐待だよ、自分。そんなアノ日。 でも、そんなにおなかは痛くないからいいけどね。
「遠き日 フォーランズの軍術家 不死の魔法にかかったとさ それから毎日魔族に狙われ その血を飲んだ者 それと同じになるだろう」 お世辞にも上手いとは言えない歌をお世辞にも上手いと言えないハープと一緒に奏でる。でも、ジエンにはそれが何を指しているのかすぐにわかる。 「詩人、その歌はグオンのことだな」 「イエース! お嬢さん。最近の噂を歌にしてみました」 派手で汚れた服を身にまとった詩人は大げさに手を振ってハープをかき鳴らした。 「そのままにしか聞こえんが……その噂、どこで聞いた?」 「このコンファイアで聞きました」 「……」 「どうしました? お嬢さん」 「いや、なんでもない。邪魔したな」 ジエンはがっかりして詩人の元を離れる。詩人はまたハープをかき鳴らして、「マトイのお嬢さん、さようなら」と歌で挨拶した。 マトイ……? その場に一緒にいたグオンはその言葉が引っかかった。頭の中の書類を整理し始める。確かに聞いたことがあったが、彼の頭にはかなりの言葉とその意味が収めてある。引き出すのに時間がかかった。 「マトイ村のことか」 掟などが特殊になるほど覚えやすい。マトイ村は、女戦士の村である。騎士から暗殺や間諜など隠密行動などあらゆる面で活躍するので裏社会では重宝とされるが、彼女らは一切フリーで勤めるため一つのところに留まることはない。昨日の味方今日の敵、となることも多々だという。 「なるほど」 いくら手薄とは言え、一国の城に忍び込むのだ。彼女なら不可能ではない。
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