気まぐれ日記
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| 2005年11月23日(水) |
「細っこいとメシ食わせてもらってないみたいで…… |
かわいそうじゃないかー!」(男はムッキリ! 女はムッチリ!) 荒川先生に一票。(何の一票?) そういえば、中学のとき英雄っていう先生がいて、「えいゆう」とか呼んでたな……。 予約限定4コマも良かったです。未成年は酒もタバコもやりません。理由はともあれ、立派な心がけです。
バンデン王国。ドラゴンが支配する大陸と呼ばれる。その名の通り、ドラゴンが多い大陸だが、支配しているとまでは言えない。 その昔、ドラゴンを手にした者はドラグーンとして世に馳せることができるとされたが、そんな人物はあまり伝えられてはいない。数少ない伝説の中で実在するというのは、ヴィヌウィス=ガーターという人物のみである。それもあまり信憑性がない。それでも、いくつもの村や街に話が残っている……。 そんなパンフレットがブロードの手にあった。樹理が城下町の入り口で手にして軽く読み飛ばしてブロードに押し付けたものである。 「ドラゴンがそう簡単に人間に許すはずがない」 と、鼻で笑った。 「そう思うか? 俺もそう思う。だけどな、セルヴェスの例だってあるんだぜ」 「セルヴェス? そう言えば、あの剣も……」 「セルヴェスは人間が好きだった。長く生きている間に信頼できる人間もいたんじゃないか?」 樹理は答えない。何か考え込んでいるようだった。 「でなかった、あのおっさんのために剣にはならないだろうよ」 「よっぽど、変わり者のドラゴンだったのだな」 それよりも、と樹理は続ける。 「スノムウェンはどこにいるか、だ」 バンデン王国は広い。城下町に入った二人はいつの間にか大きな城の前に立っていた。門からまっすぐ歩いて城門の前にいる。 「人間の作る城というのは無駄に大きいな」 「俺も、人間の時からそう思っているよ」 城門の前に立っていた兵士が、うらやましそうにブロードたちを見て、話しかけてきた。 「お二人さん、見学ですか?」 「はあ?」 「恋人同士で闘技場観戦というのも、この国では珍しくないですからね」 「闘技場?」 「ええ、この国の……まあ観光名所、名物ですよ」 「ふーん」 「あまり、興味がない。それより、魔族の話は聞かないか?」 「あれ、ウォンテッダーでしたか? それなら、城よりは宿か定食屋か酒場でしょ」 兵士は不思議そうな目になってから、持ち場に戻った。それでも、たまに二人をちらりと見る。
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