気まぐれ日記
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世のため人のためと、献血しました。400ccいきました。そんで、洗剤と絆創膏(サビオ・笑)とジュースとウーロン茶もらいました。血圧計ってもらった後、計ってくれたおじさんに「100歳まで大丈夫」「健康優良児」とか血液とったおばさんに「比重も問題なし、健康そのもの」と言われました。喜んでいいのやら……。わっちの歳を知ってのことか? 最近、ちょっと血の気が多いからね(特に月曜日から)、摂ってもらわなくちゃ。
言われたとおり、食堂屋つまりは飯屋に向かった。ウォンテッダーたちの情報は早いが正確ではない。アニムはそれを見極めることができると一人前のウォンテッダーだと言う。 朝の食堂は静かだった。 「忘れてた」 ブロードは、時間のことを思い出した。ブロードたちがバンデン王国に着いたのは朝方。そして門が開くのを待っていた。そして、城下町に入って約一時間、朝の八時はウォンテッダーたちは眠っている時間だった。ウォンテッダーの朝は遅い。アニムのようにまだ早い時間に起きる者もいるが、八割は昼まで寝ているというらしい。 「なんだ、ブロード。がらんとしているな」 「あいつらは夜行性だった。どうする? ジュリちゃん」 「起きてる者なら、そこにいるじゃないか」 樹理は奥に座っている男のテーブルに向かって行った。 「ちょっと聞きたい……」 「お嬢さん、魔族だな」 まだ少年と言っても差し支えない男は、剣を抜き樹理に突きつけた。 「俺になんの用だ? 消されたいのか?」 その男は笑っていた。 「ふん、逆に消してやろうか? 人間」 「待てって……」 ブロードが側により止めようとする。その首にも剣が突きつけられる。男はもう片方の手にも剣を持っていた。 「あんたも、魔族だ。でもリストにゃない顔だ。何かやって賞金首になってからにしてく……」 ガン!
男は後ろから殴られた。 「何をやってんだ?」 男と同じくらいの歳の浅黒い肌の男が、引きつった顔をして立っていた。 「何すんだ! ロセウ!」 「まーたお前は魔族に自分からけしかけて脅してるからだ! それで何度無駄に命がけで始末してると思ってんだ?」 「だから、何かやって賞金首になってから来いやって頼んでいたんだよ」 「人にものを頼む態度じゃないっつーの!」 「人じゃねー、魔族だ!」 二人が言い合いを始める。ブロードは樹理を見て、どうする? と聞いた。 「行こう。夜まで待ってウォンテッダーから話を聞く。鼻の聞かないやつらの方が面倒がない」 「そうだよな……」 ブロードは何かが引っかかっていた。 「……ロセウ!?」
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