日々是修行也
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登場する人物・団体・店名等はすべて架空のもので、仮に存在していたとしても単なる偶然です。 また、暴力・犯罪・性的描写も個人の思い込みによる勝手な想像です。

2004年04月21日(水) 十人十色

自虐的なものの考え方かも知れないけれど、100%確実な避妊をしたとして・・・

● 男性がパイプカットして女性がピルを服用、そしてコンドームを装着し挿入前にマイルーラを挿入。

うーん、ここまで準備万端で臨めばマズ妊娠することはないだろう。


でも、そこまで完全/完璧な準備万端のセックスが最高なのだろうか?


確かに、妊娠という呪縛(!?)から解放され快楽だけを追求できるのは安心できるセックス(Safe Sex)であり愛好家(!?)にとって好都合だろう。


でも、みんなはセックスの最中に、「コイツに俺子を産ませたい」とか「この人の子を身篭りたい」とか考える瞬間ってない?

心底愛する相手とセックスをしている時に、前述のような思いが突然湧き上がることが時としてある。 気持ちいいから、という単純なモノではなく、もっとスピリチュアルで魂の叫びの様な想い・・・。

もちろん、妊娠することで自分や相手の社会的立場が不幸のどん底に突き落とされるかも知れない・・・でも、その瞬間それらの苦難をすべて受け入れられるという悟ったような状態。

また、避妊とは別の目的でSTD(性感染症)の危険から身を守るためコンドームを使うということは、相手が病気持ちである事を想定しての行為となる。

その手の風俗やグループセックスで、不特定多数の人と接触を持つ場合、ひとつのプレイとしてセックスをする場合コンドームの着用は最低限のルールだろう。

ただし、STDはフェラチオでも感染(咽頭感染)する場合がありフェラでもコンドームを着ける方が安全だ。


そう考えると、完全に妊娠しない状態(パイプカットで種無し)が男の本来持つ生殖本能をそいでしまう場合もあるのではないだろうか? リスクと隣り合わせ、極限状態での行為が2人の結びつきをより一層深くする事もある・・・と思う。

こんなところに”つり橋効果理論”を持ち出すのはおかしいかも知れないが、そういった不倫やリスクを冒しながらの関係が恋愛感情をより一層深くするのではないかと思う。

あと・・・妊娠だけを目的としたセックスも男にとっては非常にプレッシャーであると同時に、種馬になったような気分は最低最悪だという事も付け加えておきます。(爆


つり橋効果とは・・・(補足)

カナダの心理学者ダットンとアロンが行った実験は、不安定なつり橋と、その上流にかかっている頑丈な橋を舞台に行われた。

まず、ひとりで橋を渡ってきた被験者に、異性のインタビュアーが心理学実験の協力を要請し、簡単な実験をしたあと、もっと詳しい説明を聞きたい場合は後日また電話をくださいと電話番号が書かれたメモを被験者に渡す。

また同じ状況で”被験者と同性”のインタビュアーが同様の実験を行う。

結果、同性がインタビューをした場合に被験者が電話をかけてくる率は低く、不安定なつり橋でも頑丈な橋でも、その割合には変化がなかった。

ところが、異性がインタビューをした場合、頑丈な橋を渡って来た被験者の12.5%しか後日電話をかけてこなかったのに対し不安定なつり橋を渡って来た被験者の50%は後日電話をかけてきたそうな。

この実験により、不安定なつり橋の上という生理的な恐怖と不安により脳内にアドレナリンが大量分泌された状態。つまり心臓の動きが活発で、血管が収縮させ、血圧が上昇、瞳孔が開き気管支は拡張した状態、、、

そういった状況でインタビュアーという対象人物に対する性的魅力を感じるという事が実験からわかった。

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他には、「不倫関係や、周囲に反対される恋愛であればあるほど恋心が燃え上がる」という現象も同様らしい。

周囲の反対に反発して生じる興奮を、恋人の魅力によるものと誤解する事により、さらに恋心を高めてしまうと言う現象を、心理学者ドリスコールは「ロミオとジュリエット効果」と名付けている。


カップルでジェットコースターに乗ったり、お化け屋敷に入ったりするのは2人の心の距離を一気に縮める効果があるのは間違いない。


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