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2002年09月22日(日) 男が身体を売る理由★その八★
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その後、俺はそのオヤジに再び買われた。
やはり、朝まで眠れなかった。
クタクタになり、帰ろうとすると、
オヤジがある物をくれた。
1個のリンゴ。
そのリンゴが、
オヤジの生活感を
無理矢理押しつけられた様な気がして。
俺は。
近くの駐車場に、それを投げ捨てた。
その後、オヤジがまた店に来た。
俺は、愚かにも
また指名してくれるんだろうと思っていた。
あんな目にあっても。
金が欲しかった。
しかし。
あっさりと、オヤジは、他の男を指名した。
俺の目の前で、隣に座らせて、
オヤジは奴のチ○ポを撫でていた。
崩壊。
そりゃそうだよな。
高い金払っているんだもん。
俺は何もしてなかったもん。
されるままで、嫌々で。
でも。
人が信じられなくなった。
そう思った自分は、甘かった。
自分勝手だった。
でも。
その頃は、
裏切られた気がした。
その後、俺はそこそこ売れた。
いろんな想い出がある。
しかし、イイ思い出は一つもない。
指名の奴がいなくて、
俺が代わりに客の家に行ったら、
なんだお前と言われて。
店にあんな奴抱きたくないと目の前で文句を言われ。
奴が好きで、
奴のために買っておいたビールを
渋々渡されて。
でも、俺は酒が飲めなくて。
そして。
その、2人の、
2人だけの関係を見せつけられて。
俺は嫉妬した。
俺って勝手。
とりあえずって、ケツにチ○ポぶち込まれて。
でも、俺は入らない振りをして拒否した。
客は、かなり怒っていた。
それでも、俺に金は入ってくる。
ざまーみろ。
ある時の、オヤジ。
とりあえず、セックスして。
終わったあと、客の足マッサージしながら、 冬季オリンピックの清水がテレビに出ていて、 それを2人で見ている自分がくだらなくて。
彼はすげー輝いていて、頑張っていて。
俺は、こんなとこで何やっているんだろう。
ぶよぶよのオヤジの足を、揉みながら、
俺はそっと溜息をついた。
オヤジになると、亀頭の皮膚も角質化してきて
多少のフェラじゃイカなくなる。
もう、いい加減あごもくたびれて。
てめー、早くイケよって思ったり。
ケツ掘られながらも、
てめー、下手くそ、少しは馴染んでからケツ動かせよ
なんて、感じた『ふり』の声出しながら思っていたり。
抱かれながらも、スゲー、冷静で。
俺の心は、冷えきっていた。
そんなある時、終わったあと、
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