矛盾スルニモ程ガアル
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2014年07月26日(土) ドライブと小さな駅で1時間。

(前回の日記から続いております)



彼と一旦別れ、ネカフェで待つこと2時間半。(ずっと日記を書いていた私……)



彼からの着信。嫁は予定通りバイトに行ったらしい。


「あと5分くらいで着く」と言われたので、ネカフェを出て、無事に合流した。




で、結局向かう先はラブホ。ところが満室。



待て。




土曜日のこんな真昼間に満室とか、日本の性産業ってどうなってんの!



なんてびっくりする利用者が一名、私。




結局、彼が行ったことがあるラブホでも何でもいいです、ってことで。


30分くらいはまた車を走らせることになった。

ドライブ気分なので、私は楽しくもあり。



だけどいちゃつけもせずドライブしながら刻々と迫るお別れの時間を、なるべく気にしないように努めていた。



曲に乗せて彼が小さな声で歌う。元彼、AさんときてこのBさんも、歌が上手い。
聞いてるだけで幸せ。

ああ私、結局好きになった人の歌声が好きなんだなって、思う。


あと、私の持論として歌が上手い男はセックスも上手いというものがあるのだけど、セックスに関してはAさんの実力が計りかねるのが持論に水を差すな、とかぼんやり考えたり。

そんなことはともかく。




ラブホに入って、やっぱりくつろぎながら雑談。


昔仲間内の男に告白された話だとか、時効だからって話す。


ふとした話から、「こっちに住めば?」って彼。

「愛人で? 絶対やだよ」と私。


彼「じゃあなんならいいの?」

私「(ちょっと面食らう)……嫁?」

彼「えー、やだし」

私「知ってる(笑) 私、自分が結婚向きじゃないの分かってる(笑)」

彼「ぼむさん、こっちに住む気なさそうだしなー」


そんな会話もした。



もっと彼に拒否られるかと思っていたのに、彼は彼で「ぼむさんがこっちに住むの嫌でしょ」って言ったことにびっくりした。

しかもその通り。←おい。



空港に降り立った時から、視界のずっと向こうまで緑が広がる光景。

町の中心部だって、遊ぶところなんて限られていそうな様子で。



ここに住むのは無理だな、って正直思った。

私の場合は、3日で飽きる。


住むとしたらせめて定年後とかだろ、と。

子供を育てるには、とってもいい環境なんだろうけどなー。



私はやっぱり、自分で選んで進出した東京が、まだまだ楽しいから。

残念ながら「ここには住めない」というのが直感だった。



ホテルで、他の人の喘ぎ声が聞こえて。

「やっぱ、喘ぎ声って人によって違う?」って聞いてみたら、「そりゃ、違うと思うよ」って。


ここで以前の私なら「今まで付き合ってきた人の中で好きな喘ぎ声トップ3」を聞いてしまっていたところだけど、今回は違う。


「私の、は?(どう?)」と聞いてみた。

「ぼむさんはさー、結構清純そうなのに、エッチになったら自分から動くしエロいよね。そのギャップがかなり好き。ギャップ萌え」

と、何故か違う回答が得られる。

「喘ぎ声は別に普通だけどって?」と言うと、

「いや、喘ぎ声も可愛いよ。だけど、そのギャップがいいんだよって話」と。




それから定番の、「私のどこが好き?」って質問もしてみた。

回答は、

「一緒にいて楽しい。夜も含め結構相性いいよね、俺ら。あと凄い甘えてくるのに、時々私の方が年上なのにーって葛藤してるとこ(笑) それで、これからもっと、俺が見ていないいろんなぼむさんを見ていくんだろうな」

とのこと。



こっそりと、「見ていくんですかねえ…」と、心の中で遠い目になる私。やっぱりそれは秘密で。




「好き」って、小さな声で言う。「聞こえないよ?」って言われるから、もう一度。また聞こえないよって言われるから、また小さな声で言う。

「誰のことが? ちゃんと言わないと分からないよ」って言われて、「Bさんが、好き」って。


「嬉しい」って抱きしめられて、ぎゅーーってされて。



耳元で「好きだよ」って囁かれた。



嬉しくて、でも私はまだ足りなくて、「瞳を見て言って」ってお願いする。

私と向き合って、「好きだよ」って、もう一度言ってくれる。



きっとこういうのはとても幸せなことなんだと、思う。



そこから始める、最後の繋がり。



やっぱり沢山、したくて。



お決まりの騎乗位から。しばらくしていたら「一度もまだぼむさんがいってない」ってことに彼が気付き、何故か伸長位で一度いく。そこからの騎乗位は、やっぱり気持ちがいい。

「やっぱり絶対ぼむさんはいってからじゃないとダメだね」って、また彼がにんまりしながら言う。


ずーっと今回は私がほぼ上で、動いて。


途中彼としているときには初めての感覚の、「吹きそう」になりながらも、吹けず。


彼も、「いいんだよ、どっちでも」「どんなぼむさんだって受け入れるよ」って言葉の助け船を出してくれたんだけど、どうしてもそこの殻が破れなかった。


騎乗位は凄くムラがあって。


凄い良くなったり、あんまり感じなかったり、する。



それでも一度、超滑らかな感じになって、おお、なんとなくこれ気持ちいいわあ、とか思っていたら。


彼が、

「ちょ、ぼむさん、どうしたの。今までで一番締まってるんだけど……ってか締まり続けてるんだけど……。俺のがいきそう、でもいくもんか。っていうか、凄いよ」


って、ちょっと何かを通り越したらしくて笑いながら言う。



自分では全然分かんないんだけども。


ずーっとずーっとして、多分1時間ぐらいは騎乗位で動いていて、そこから正常位にしようとしたら流石に彼のが疲れたらしくて、休憩。


「手で俺のを気持ち良くして」


って言われるから、そうしていると、「ぼむさんのその手つき凄いエロいよね……」って。


「その手つきで、凄い濡れてたらめっちゃ気持ちいと思う」と暗におねだりされたので、口で舐めながら手を動かす。



いける? って私が彼に目で聞いて。彼が頷いたので、再開。


今度は余裕で、正常位で彼が入ってきた。



そこからの伸長位。やっぱり凄く、気持ちいい。


沢山たくさんキスをしながらだと、余計に気持ちが盛り上がって大変なことになる。


やっぱセックスって、相手がいないとできないことだよなあ、って思う。


「気持ちいい、気持ちいい」ってよがってたら。


「俺も、いきそう……。ああ、いきそう、いく、いくっ……」


って、彼が放出してくれた。


彼が果てる時、それを口に出してくれるのが好き。


(余談ですが、無言でいく男と口に出す男と2パターンありません? あれは何故? ←ホントに余談)



ぎゅーってして、何度も口づけて。


時間は19時くらい。


私「トータル6回はいかなかったねー。結局、1日半で5回くらい?」

彼「いや、昨日のこのぐらいの時間から始めてるんだから、24時間で5回じゃない?」

私「……多いね」



タフな彼に感謝。


でも、既婚の友達の「彼氏」は、朝から夕方までで4回とか言ってたけども、とこっそり心の中で思いつつ。




嫁が戻る前に戻らなきゃいけないのかな、と思っていたら、一応嫁と同じ時間ぐらいに帰ればいいらしく。


けど、お風呂に軽く入って19時30分だか40分に、パートが終わったらしい嫁から電話が来た。

「うわ、早。いつももっと遅いんだけどな……。土曜日とか、21時前ぐらいになるときあるのに」

と、着信を見つめながら彼が言う。



彼が、若干お家モードになっているのが分かる。


それから交通費が折半って話だったけど、彼に手持ちがなくて3分の1を貰う。

いや、ラブホテル代は彼がもってくれてたから、それでとんとんぐらいなんだけど。

でも私は、その後の後泊のホテル代もある訳で。

来る方が多めに払うの納得いかないっていうか、私の気持ちや苦労を察して、せめて経済的には多めに出すくらいの気持ちを持って欲しいってのが本音。




そして私のホテルがある駅まで送ってくれるって話だったのに、

「ごめん、家の最寄り駅でいいかな」って。(そこから私のホテルがある駅までは一駅の距離)


「うん、どこでもいいよー」って言いながらもちょっと寂しい。



私を送って行ったって、たった1時間の違いじゃないのって、思っちゃう。

1時間くらい、嫁を待たせませんかね。そうですかね。



ずーっと車で、彼は少しだけ湿った髪を気にしていて。

「分かるかなー」と、ずっとそこをミラーで確認して触る。

「友達と会うからって言ってあるから、遅くなったこと自体はビリヤードでもしてたってことにすればいいんだけど、ビリヤードだと汗はかかないしなあ」って。


私も触ってみたけど、よっぽどじゃないと分からないと思う、というのが正直な感想。


くそう、ちっちゃい男め。小心者。と心の中で毒づく。



電車の時間を調べたら、ほぼ1時間後。

彼に言わないなんて思いやりはなく、「どこかお店に行きたいけど、電車が1時間後だわー」とついでを装って言ってみる。


「え、1時間?! そんなにないのか……調べてくれば良かったな」


って彼がごちる。


ほんの数パーセントだけ期待していた、「そんなに遅くなるなら送るよ」の一言は無く。



割と小さな駅で、それでも一応待合室はある駅で、車はついに止まる。


車から降りがたくて、「降りなきゃね」って降りようとしたら、手首をつかまれて。


何度かの、キス。


「ありがとね、楽しかった」って言いあって。

「また来月ね」って彼が言って、私が「うん」って答える。


茫漠とした思いを抱えながら。



それから、荷物を取り出して、彼を見たら、また髪を気にしていてげんなり。


最後くらい、私だけ見てろよって思いつつ。



じゃあね、って別れて。




私は一時間、他に電車を待っている人もいない無人駅の待合室で蛾と戦う。



誰もいないから。ここには。



泣いてしまえ、ってちょっと泣く。



それからすぐに、不倫友達にメール。辛いよって吐き出さないと死んでしまう。




彼は今度は嫁へのフォローでいっぱいいっぱい、ってのは分かる。彼にしたって初不倫な訳だし。


それにしたって、待ってれば相手からやって来る彼と、電車飛行機バス乗り継いでやって来て、最後が無人駅の私と、結構な差はないかい、って思う。




楽しかった。最後までちゃんと笑えた。それは良かったんだけど。




お金のことやこうやって置き去りにされること、あれこれ引っかかっていたから友達にそれをぶちまけた。


会ってるときは超楽しかったけど、一人になると凄い重くなる、って。

交通費も3分の2は私が払って、結局こっちは3万近く交通費とホテル代がかかってて、って。

っていうかそれはいいんだけど、これだけお金かけて未来がないのが虚しい、って。



友達は、未来がないとは言い切れないと思うけど……あるとも限らないし……。って、言ってくれて。


私の方も、彼の方もお金は2万以上は遣ってくれてる、って話したら。



それでも会いたいと思ってくれてるって嬉しいね、って。



そっかあ、ってちょっと目からウロコ。


いや、私があほなのかも知れないけれども。



単に、不安なのかな。お金を遣って貰えないと、自分が愛されてないみたいで。

それとももっと人間の欲というか、シビアな話で引っかかってるのかな。


自分の心が分からないけれど、とりあえずその友達の一言で、そうだ、彼だってある程度のコストは払ってるんだった、と思うことができた。


うーん、でも私がやっぱ甘いのかな。



不倫の関係なんだから、やっぱ既婚者に多めにもって欲しいって思うのは、普通のこと? そうでもないこと?


私が既婚だった時はだって、基本会いに行くのは私だったし……。一応何かのついでにひっかけて(イベントとか)会ってたから、交通費は完全に自分持ちだったし……。
旅行とかは完璧折半だったし……。向こうからは一度も会いに来たことないし……。


わっからーん。



けど、考えてみれば彼だって、今はアパート暮らしで残業もそんなにないからあんまりお金ない、って言ってたし。ましてや嫁もパートで働いているとはいえ、そこまで自由に使えるお金もないのかもだし。


それでも会いたい、って思ってくれた気持ちを大事にしたらいいのかな。


ああ分からん。




駅で置き去りは仕方ないのかな。これは不倫である以上、私が我慢しなきゃいけないポイントかな。



あれこれ気持ちはごちゃごちゃして。




いい面だけ見れば、最初は「来てくれたら4時間は会えるよ」なんぞとのたまっていた彼がこうやって飲み会ってことにして泊まってくれた訳だし、パート帰りの嫁より先に帰って何もない顔するのかなって思ってたら、一応人と会うことにして1時間でも多く私と会おうとしてくれてた、訳で。費用だって出してくれた訳で。多分私の一人泊のお金とか、念頭にない訳で。



訳で。







会ってるときは本当に楽しくて、全然嫌なことがなくて、幸せだったから。


私の腫れた顔も、「全然気にならないよ」って言ってくれて。

「腫れが引いたら、もっと可愛くなるね」って言ってくれて。




この幸せな気持ちを、失いたくなんてないのに。



何が引っかかってるの。お金をかけて何が残るのってことなの。
それともお金をかけるぐらい、愛されてるって実感が欲しいの。


自分でも分からない。





やっぱりこの恋は、喜びも悲しみも同時に来る。



分かってて始めたんでしょって、自分に言い聞かせる。



とりあえずまだ、来月会いに行く気力は残っている。


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