| 2014年07月24日(木) |
明日、会いに行きます。 |
前日の電話。
変わりのない彼の声。
ちょっとぐったりしてる私に、「元気ない?」って気にしてくれる。
当たり前じゃボケこちとら病み上がりじゃ
「うーん」なんて言いながら、話せるのが嬉しくてちょっとずつテンションはあがっていく。
いっぱいキスもえっちもしようね、なんてラブラブな会話ぶっこいて。
うん、しようね、なんて返しながら「マジで痛いんですけどこれ……」と思う私。
術後の傷口が痛い。
やっぱり行くのは早まったか……(何度めの後悔)
それでも、今日の電話で初めて、彼が言ってくれた。
「ごめんね。具合悪いのに、来てもらっちゃって」
初めての謝罪。
その通りじゃそう思うならワレから来んかい
「ううん」
って返して、また明日ね、って私は言う。初めての言葉、「○○(彼の地元)でね」、って言葉を付け加えて。
「明日、気をつけてきてね」
「うん、ありがと」
「……可愛いーーー」
「???」
今の会話のどこに可愛さがあったのか、私には分かりかねる。
「明日の今頃には一緒にいるんだなー」って彼が幸せそうな声で言うから。
「そうだね」って言いながら、その次の次の日には私は一人で飛行機に乗って帰るんですけどね、って密かに思う。
この恋は、密かに思うことが多すぎる。
早くその辺を割り切らなくては、私は嫌な女の顔になってしまう。
それでも私のしんどさを分かってくれてると思うからこそ、私は行く訳ですれども。飛行機に乗って。腫れた顔で。
一人でいると考えてしまう。一緒にいられないのに、恋だなんて。
会えても会えなくても、この辛さはきっと一緒だ。
ちょっとだけ何度か泣いて。でもそんなに沢山泣かない。目が腫れてしまったら、一大事だから。
前日はやっぱり、そわそわして落ち着かない。
ネイルもした。身体にもピーリングジェルかけてクリーム塗った。お肌のパックした。
香水を選びかけてはっとする。
今回の計画。
金曜日、彼は飲み会だって嘘ついて泊まる。
そこから翌日、一旦私は放置でお昼までに家に戻る。嫁のパートの時間に抜け出して、私とまた会う。嫁が帰ってくる夜にまたバイバイ。
私は一人で一泊して、翌朝帰る。
ということは、金曜日以外は彼に香水の匂いがついたらまずい。
愛用のミニ香水を、棚に戻す。
そんな小さなことも、普通の恋愛と違う。
脳内はバレないよういつもよりフル回転するし、何がうっかりになるか分からない。
もっと言えば私は本当に髪をまとめてから彼の車に乗りたいんだけど、めんどくさいからそれをしない。だって腫れも目立つし。
そこは彼が、最終的にチェックしてくれるであろうと思っているし、そうしなかったらしなかったでいっそバレてしまえ、お前の破綻した夫婦生活なんか、という思いもある。
いや、何もピアスとか落としませんけどもね。
楽しみなの。楽しみなんだけど、入院のせいで落ちたテンションと、実際の体調の悪さで、マックスハイテンションって訳にいかない。
それでも、会えたら、幸せなんだろうな。
楽しさだけ、享受して帰らないと。
破綻が早まる、恋愛なんで。
「この腫れ、あなたがどんな不細工とでもできるって人なら、大丈夫だよ」 と言ったら、
「どんなのでもぼむさんでしょ? ぼむさんだったら大丈夫だよ」
と言われた。
キュンキュン。
と胸から頭にかけて鳴ると同時に、「そうじゃねえよ俺が下手したら今後不細工でも抱けるかどうかを聞いてるんだよ」とも思う。
しかしそんな確約が出来る男など、いないだろう。
何にも望めないのに。
ただ楽しさと快楽を享受するだけ。
この関係が「なんて気楽で素晴らしいの!」って思っていた5月が、遠い。
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