矛盾スルニモ程ガアル
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2014年07月22日(火) 下がって上がって。

テンションだだ下がりだった。




一人きりの入院、それでもあんまり寂しいとか思わず乗り越えちゃう自分が怖い。



最初の方は、彼とも電話できなくて。




メッセージのやり取り、だけ。




時々嬉しいことも言ってくれるけれど。




やっぱり電話での、あのメロメロな声には敵わなくて。







気持ちは醒めて行く一方。





貴方は私にメッセージしながら、奥様と一緒なんですよね。



こういう時、堂々と会いに来たりできないんですよね。



心配したって、心配するだけなんですよね。





分かってる。



そもそも5月から始まったこの恋愛で、そんなこと要求する方が重いって。


そもそも過去も未来も現在も、それが当たり前のことなんだって。





分かってるのに涙が滲む。





不倫の海には、自分が漂着できる小島なんて無い。



どの小島も夫婦で住んでいて、弱々しい私の船は、奥さんのいない隙をみて彼の小島の浅瀬に乗り上げてるだけだ。

あるいは、彼が一瞬だけ私の船に乗ってくれるか。



だけど彼は必ず、時間を見て自分の島に帰ってしまう。



私は、何度、いいのよいいのよって見送るんだろう。



姿さえ見られないようにして。ふらふらふらふら漂う。



何度も嵐に会う。嵐は私に寂しさとか、苦しさとか、愛されなさを送り込む。ああ、この海から出て行きたいって考える。だけど嵐が治まって、またたまに小島に寄ってしまうと、私はどうしてもこの海から出る気持ちにならないのだ。





隣の海は一般の海で、まだ伴侶のいない小島で一人で過ごしている男の人もいる。


だけどその海は、当たるも八卦当たらぬも八卦の海で。




つまんない話を延々聞くために寄ったような小島。


女房に出て行かれてしまったんだ、だから結婚を前提に付き合って欲しいと初対面で言われる小島。


メールすら返さなくて、挙句「彼女が出来ました」って送ってきた小島。






どの小島も、本当は全然話なんて合わなかった。無理して合わせてただけ。


一般の海だって頑張って出てみたの。

でも、全然つまんなかった。



そうして私はやっぱり、不倫の海へと戻っていくのだ。



暗く深い海の色。



そこでのつかの間の光。君が与えてくれる光。






やっぱりこれも依存なのかな。



それなら、今回だけは確実に言える、私が依存なら君も依存だね。






毎日のように電話とメッセージ。

月に会う約束は、再来月まで予約済み。



「もうすぐ会える。最後に会ってから、1ヶ月半ぶりだね」って彼が言う。

「そうだね」って答えたら、

「でも、あんまり会ってない感じしないね。俺だけかな。毎日電話とかメールとかやり取りしてるもんね」って。

「そうだね。でも、会える方がいいよ」って、私。





それを聞いて嬉しそうにしていた彼は、小さな小さな嫌みには、気付かないんだろう。






前の人とはほぼ毎日会えてたっていうし。

週3回でしてたっていうし。

振られなければ、もっともっと続いていたのだろうし。





この立場になると、私って何なのって、なるな。



初めての発見だ。




あなたの恋愛したい欲とかセックスしたい欲とかをほどよく満たす存在ですか?

奥様とセックスレスでしんどい時の、救世主的な刺激ですか?

時期が来たら「仕方ない」で手放せる存在ですか?

「仕方ない」にどれっだけ葛藤があるかなんて知らないけど。


結局選ぶところにブレはないんだから。



前の人と、今の奥さん、今の奥さんが「婚約者」って立場じゃなかったらどっち選んでた? って私の質問には正直に、「あー、それだとどっちか分からないなー……」って、言ってた。



つまりそれぐらい好きだった、人なのに。


でもだけど、私は知ってる。


タイミングって、確かにある。


だけどそのタイミングをぶち破るぐらいの恋愛も、きっと存在することを。



結局は彼が自分を変えられなくて。彼女が、彼を変えられるほどではなかったのだ、ということを。







今その子は自分の後輩と付き合っているから、ふっきれてるって、言う。





聞かせてよ。その人に対する葛藤も苦しさも未練も執着も。



平然としてないで。そのまま私に、繋がることを想像してしまうから。





ああほら結局、どれだけ愛されていたかを確かめたがっているんだ、私。




って、今これを書いていて気付いた。





抜け出せないな。





足りないものはいつまで経っても足りない。










それでも、いつか終わるってはっきりこんなに分かってる恋愛なんてしたことないから、ふとした時に襲ってくる不安にどう対処したらいいか分からない。



元彼のときだって、そりゃあ、終わるって思ってた。



だけどその「終わり」は、もっとぼんやりしたものだった。



まして、最初彼は「ずっとこの関係で続けばいいのに」ぐらいのことを言っていたし、結婚願望ない人だったし。(当初)






この関係は私にしか鍵を与えられていない。


っていうか、彼がどうこう言ってきたらルール違反だなって、思う。



不倫の恋は、どちらかが独身である場合、独身に選択肢がないといけない。


でないと惨め過ぎるから。


そんなことも学んだ。




私に彼氏でも出来ればいいのか。元彼が、そうしたように。



見つけないつもりじゃない。体調が良くなったら、どんどん外にだって出る。




だけど私は、今、彼と向き合いたいんだ。



本心を押し殺してしまう人。その、自覚がある人。だけど「仕方ない」って呑み込んでしまう人。




ねえ、あなたのその生き方は、どうして?


どうせ恋愛するなら、そこまで深く。




そうしてそんなに深く恋愛したって、この海は真っ暗でただ波に揺らめいていて、私はそこに涙を落とすだけだ。




何にもならない、って気持ちと、きっと私の船に彩りを添えてくれる、っていう気持ちの狭間で。





私は嵐に翻弄されながら、それでもこっちの海にしがみついているんだ。





彼との電話。彼が私に聞く。

「ねえ、明日も電話していい? 会社すぐ終われば1時間ぐらいはできるけど……でも、それで具合が悪くなって来れなくなったらやだし」


「うん。じゃあ、ちょっとする」


「じゃあ、明日ね」


そんな会話。私のいつもの恋愛だったら、「電話していい?」って聞くのは私なのに。これも初めての関係。

まあなんでって、私から聞けないから、だけなんだけど。


嬉しい一方で虚しくなる。いつまで続くんでしょうね、これ。





会えるね会えるねって話をして。


こんな腫れた顔で会いたくない、って私が凹んで。(結構真面目に)


「じゃあやめる? 来たくないならいいよ」

っていうから、

「だって8月遠いもん」

「うん」

「来たくなければ、退院3日後に、超遠距離を、飛行機にのって病み上がりで、具合も悪いのに、行ったりしません」



って、いい加減お前分かってんのって確認するぐらいの勢いで伝える。


「うん」


とか言われるので、


「言わせたがり」


と続けると、


「聞きたいもん」


って、子供みたいな答え。


「わがまま」


って、返しながら。



一応、分かってくれてるんだな、とは思う。




気を遣ってくれるのも嬉しいし。


来月が遠い、っていうのも分かる。







……だけどこんな顔で会うぐらいなら、やっぱり8月に延ばせば良かったなあ……。






少しだけ電話で話したら、やっぱり会う気持ちになっている。



不倫の海って、こんなにも穏やかじゃ、ない。



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