矛盾スルニモ程ガアル
◇back◇ index ◇next◇

2006年07月16日(日) 新婚旅行3日目&4日目。

さて、新婚旅行も3日目(実質2日目)になり、この日は午前中、ローテンブルグという町を観光。



すーごく絵になる町で、私の今回の新婚旅行(←今回も何も)ではベスト3に入る思い出の地です。




高い塔に登ったり、教会に入ったり、変な仕掛け時計を見たり、公園を散歩したり…。

短い自由時間でしたが、比較的多数回って満足でした。
(結構皆様は、自由時間をおみやげに使われてたみたいだったので。私達は最後のフランスで買おうと決めていたので、あんまりおみやげ屋さんに時間を割かなかったのです)



そうそう、この町では丁度ドイツ戦を見たのですよ。

「ドイツの試合が現地で見られるなんて! 今しかないのよ(口ぐせ)、見なきゃ!」

と旦那を引っ張り、うろうろと町をさ迷い、観戦しているところを探しました…が、割と古い町らしく、結構皆大人しく観戦&野外のは入りにくい…。

そうしていましたら、普通のお店の小さなテレビで、東洋人も混じって観戦している所を発見。


入ろう、と入ると…寄寓にも、同じツアーのご夫婦が。

かなりこの方達がいい方で、落ち着いていて好きだなーと思っていて、写真とかも撮ってくださっていて、少し関わりもあったので、ご一緒させてもらえないかな?と挨拶すると、あちらの方から「どうぞどうぞ!」と席を勧めてくださいました。


そして、テレビでドイツ戦を観戦…が。



えーと、





どっちがドイツなのかしら、これ。






白い方? そうじゃない方?



「分からないー」とか言っていたら、ご夫婦も同じだったみたいで、観戦に参加しておきながら普通の話に花が咲き。



がたがたと皆様の席を立つ音がして、「どうやら店じまい?? あれ? 勝ったの負けたの?」状態でお勘定をして、



試合の結果を知らないまま、お店を出ました。(←ありえない)




結局、負けちゃったんですね、ドイツ…。けど、3位になれて良かった。(なんとなくでも、行った土地がそうであると嬉しい単純な奴)





さて、3日目はその後、移動して大きな教会に立ち寄り、ノイシュバンシュタイン城というお城の近くの町で宿を取りました。


…っていうか。


この教会、私は「すげえ! ロココ(調)すげえ!!」と感動していたのですが、周りが農地で牛や鶏なんかがいて、ふと見ると、




旦那、鶏に夢中




どーーーーーも、建物とかにあまり興味が無いらしく。

それより断然動物が好きで、牛や馬や鶏に大興奮。




こいつ、はるばるヨーロッパまで来ておいて、建物に興味ないって何事? お前はこの建築を見て、日本が縄文だ弥生だ戦国だ(飛びすぎ)ってやってた時代に彼らははこんなの建ててたんだって感動しないのか? 牛や馬なんて日本にもいるだろう? 楽しみ方を間違ってないか?

…えー、勿体ないんじゃないかな? っていう気はしましたが、考えてみれば旦那の希望はオーストラリア(牛や羊やカンガルーと戯れたい)だったんですよね。

それを、思いっきり私の希望でヨーロッパまで引っ張ってきている訳だから…うん、少しでも旦那の楽しめることがあればいいなと、そう自分に言い聞かせていました(遠い目)




そして次の日、ノイシュバンシュタイン城というお城を見学。


…旦那、いい加減飽きてきたらしく、退屈が顔に出ております。


そんな彼をなだめつつ、「建てたーい」と言ってお城を建ててしまう凄さに私は感動していたのですが、旦那は「…だから?」ぐらいの勢いで、それはそれは飽きていらっしゃいました。



…この時点で、私、今度からこういうのに行くときは、友達と来よう、と思ったものです…。(もう行く機会なんてないんですけどね)



っていうか、旦那は「皆本当にあれを見て楽しいの?」と言っておりました。



…いや、貴方が楽しくないのが、珍しい訳で…。

けど、そもそも私の希望を優先してもらっているから、大きなことは言えないわ…。



ちょろちょろお土産を買いつつ、見学はなんと1時間ほどで終わり、なんとそこから延々スイスまで移動。


っていうか、この日はほぼ半日移動でした。



さてさて、スイスに入りますと、っていうか、スイス近くのその町からも、アルプスの山々が多少見えておりまして。


山道を通って、そこはかとなく酔いながら、窓の外の景色を眺めておりました。


意外だったのが、山だけでなく湖も多いこと、でした。

ドイツとはやはり家も違い、素朴な感じの家になっていて、山は高くて、その山の斜面に根性で家が建っていて…景色が本当に、綺麗でした。



そしてもう一つ面白いのが、ヨーロッパはもうほとんどユーロという共通の通貨になっているんですけど、スイスは違って、スイスフランという別な通貨なんですよね。

「流石永世中立国!」という妙な感動の仕方をしながら、わくわくとスイスフランを使ったりしていました。


もう一つ面白いのが、公用語でスイス語とか言うのはなくて、なんと公用語はドイツ語、フランス語、など周りの国の言葉。

しかも、地域によって使われている言語が変わったりするんです。(フランスに近いところはフランス語とか)


「そんなムチャクチャな」


と、日本語一本やりできている私には、思いがけない事実でした。(っていうか、全然知らなかったしそんなこと…)


ちなみに私、フィンランドは公用語を何の疑問も無く英語だと思っていたら、フィンランド語ってのがあるんですねえ。(ロシア語に似てる。ってそりゃ近いから考えてみれば当たり前なんでしょうけど)


何だか改めて、自分が全然世界について知らないなあと思いました。




いや、さっくり無知っぽいですが、そういうのを知ったりするのも、旅行の醍醐味だということで。(←ごまかした)




そんな訳で、5日目のスイスに続きます。


 < 過去  INDEX  未来 >


ぼむ [MAIL]