ココロモヨウ
dokin



 勝手な言い分


       人の幸せが素直に喜べない

       不幸でも別に嬉しくない

       ただ幸せなのが嫌なだけ

       幸せでも別にかまわない 

       私の目と耳に入らなければ

       ココロの視野がまた狭くなってきている

    
       

2002年07月26日(金)



 夜に浮かぶ色

椎名林檎の『無罪モラトリアム』の1曲目の
イントロを聴くとある光景がいつも浮かぶ。
それはもう条件反射のように無意識に。

親に借りたセルシオを運転する彼の車に乗り
初めて通った湾岸線。
そこは名前の通り海のそばを走る高速道路だ。
日が暮れて夜の色に染まる空と海、
暗闇に浮かぶのは車のライトとネオンと観覧車の灯りだけ。
海にぽっと浮かんだような観覧車がとてもキレイだ。
そしてカーステレオの音がすごく良かったのを覚えている。
ずっとこの景色が続けば良いなって、そう願っていた。

空の色がオレンジになる頃や、太陽が頭の上にある
青い時にも何度かそこを通ったけど、
やっぱり暗闇が一番かっこよくてキレイだ。
だから家へ帰る時そこを通りたいと甘えたこともある。

 幸せな時でも夕暮れを見て切なくなるのは
 想い出だけはリセットできないからかもしれない。
 





2002年07月14日(日)
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